鈴鹿御前/立烏帽子
石が歩いていたころのこと、 不仕合せな者に思いやりのある 一人の仙女がいた 名前(あだ名)は鈴鹿御前。別名・立烏帽子(たてえぼし)。 元は、知る人ぞ知る清水寺の寺社縁起です。 といっても、後の世では寺社縁起だけじゃなく浄瑠璃とかにも使われた題材のようですが原作からしてまるで少年漫画。 突拍子のなさでは日本説話史上最強かも知れません。以下おおざっぱな解説↓ 天竺の魔王の娘で姿は16歳くらいの美少女。(この辺りからして凄い)空とぶ黄金の魔剣「大通連」をもつ。 それ一本でも、同じく魔剣「ちはや丸」をもつ坂上田村麻呂を苦戦させたが、 さらに邂逅戦では使わなかった二本の空とぶドス、「小通連」「迅明」を隠し持っていた。合計三本の魔剣を所持。 彼女、それだけじゃなく扇ひと翳しで星を降らせ(降星の魔術)、さらに空飛ぶ光輪車いう乗り物まで持ってました!さらに女の武器。抽象的・且つ強力です。 北に住む魔人、悪路王(大獄丸とも。亜弖流為のこと?)の婚約者で彼とつるんで日本転覆させようとしたが、麻呂ちゃんとの戦いの最中にフォーリンラブ&裏切る。 こうして元婚約者は二人に倒されてしまいました。めでたしめでたし。 日本昔話、恐るべし!これ以上なんてとてもいじれません。 |