盲目の龍女、茲光





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竹林の大賢蛇

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母子密着型

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腰の袋に目玉入れてます





龍のからだの一部は強い力をもつ宝重「水壷(すいこ)」となる。
茲光は病気の人間の赤ん坊に自分の目を落とした盲目の龍蛇。

西の龍の間では『人に肩入れした愚行により力を失った』龍として軽んじられている。
その愚行とは、信太(しのだ)の森にすむ男やもめ、保名(やすな)を愛して人に変化、葛の葉と名乗って妻になったこと。さらに人間である保名の連れ子「ハルアキラ」を息子として愛し、「祝って」両方の目を失ったこと。
「祝い」とは「呪い」の反対。ぶっちゃければ信太童子ハルアキラ=ハルは、赤ん坊のころ抉り与えられた茲光の目玉をしゃぶって育ち、結果常人には無い力を持った。
人と暮らすわけにはいかないと片目を子供に与えて去った茲光だが、数年後、保名は妻の目を領主に奪われてしまう。茲光はハルが一向に泣き止まなくなったことを知り、もう一つの目も与えたため完全に光を失った。彼女は人の都にほど近い琵琶湖で竜宮を築きつづけ、様々な龍蛇の危機を調停してきたため、本来尊ばれてしかるべき存在の蛇。

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